3月18日(火)、午後の休診時間を使用し、接遇マナー研修を実施しました。

本研修では、産婦人科における接遇マナーの重要性を深く理解し、
患者様が安心して医療サービスを受けられるよう、医療従事者としての接遇スキル向上を目指します。

今回は アカデミー・なないろスタイル 人材育成・マナー・コミュニケーション講師の
樋口 智香子 先生を講師にお招きし、
接遇マナーについて講義とグループディスカッションの2部立てでご講演いただきました。

講義の中で最初に触れたのは、接遇マナーの基本について。

接客は「お客様の応対をする」こと、
接遇は「他者の立場にたって、おもてなしの心を言動で表現する」こと。
接遇マナーの5大要素は「身だしなみ・挨拶・表情・言葉遣い・立ち居振る舞い」であると教えていただきました。

身だしなみは、誰がみても清潔であると感じることでき、かつ、動きやすい服装やヘアスタイルなど、
頭の先からつま先まで細部に気を配ることが大切であること。

また、言葉遣い一つとっても、尊敬語・謙譲語・丁寧語がきちんと使い分けられているか、
患者様に寄り添った言葉の選択ができているかなどを再確認しました。

さらには、「アイコンタクト」が患者様やスタッフとの信頼関係を築くうえで重要な役割を果たすと樋口先生は指摘。

職員同士でペアを組み、片方の職員が「好きな物」と「嫌いな物」を交互に思い浮かべながらアイコンタクトを取ってみると、
好きな物の時は生き生きとした目を、嫌いな物の時は伏し目がちな様子であったとの声が多数あがりました。
目の動き一つでも、相手の感情や状態を察することができることに大変興味を抱きました。

今回の研修を通して樋口先生からは、マナー等に対するポイントだけでなく、
ポイントを押さえることでどのような効果を得られるのかまでお話いただきました。
具体的な効果まで把握することで、意味を持って一つ一つの行動ができると感じました。

産婦人科を受診される患者様は、妊娠・出産という心身ともにデリケートな状態にあり、
不安や緊張、期待など、さまざまな感情をお持ちかと思います。

本日の研修で学んだことを活かし、
患者様にとってより良い医療機関となれるよう引き続き精進してまいります。
樋口 智香子 先生、お忙しい中研修にご協力いただきまして誠にありがとうございました。