6月22日(日)、日本母体救命システム普及協議会公認の J-MELS ベーシックコースを
当院隣接の産後ケア施設「マタニティケアホームつむぎ」で開催しました。

この講習は、母体急変時に一次医療施設から高次医療施設への搬送までの対応を学ぶコースとなります。

講師は境野高資先生、長谷川潤一先生をはじめ、当院および近隣施設の医師・助産師が担当し、
午前・午後含め、計36人の医師・看護師・助産師が参加しました。

講習は座学やスキル実習、シナリオトレーニングを通して行います。
今回は6人で一つのチームとなり、様々ケースの急変対応を実践しました。

あるケースでは、
「抗生剤投与後、呼吸が苦しいと患者様からナースコールです!」との訴えを受け、
参加者は患者様の容態を確認しながら、酸素投与や心電図装着、胸骨圧迫やAED等を実施。
高次医療施設への搬送依頼を行いました。

その後の講師からの振り返りでは、想定された疾患の確認、早め早めの搬送依頼の実施、周囲のスタッフと情報共有をしながら措置を行う大切さなどの指摘を受け、参加者は熱心に耳を傾けていました。

 

 

当院では今後も講習会を定期的に開催し、
地域における産科医療の更なる発展と医療体制の確立を目指していきます。
受講していただいた皆さま、そして講師の皆さま、本当にお疲れさまでした。