9月15日(月祝)、BLSOプロバイダーコースを、当院の産後ケア施設「マタニティケアホームつむぎ」等で開催しました。
BLSO (Basic Life Support in Obstetrics)は、
日常的に妊産婦・新生児に関わらないものの、突如として急変場面に遭遇する可能性がある医療者に向けた教育プログラムです。
救急隊(救急救命士・救急隊員)、救急医、家庭医、内科医、小児科医、看護師などを主な対象とし、受講後の実技試験に合格すると、
米国家庭医療学会とALSO-Japanが認定する5年間有効の認定証が発行されます。
当日は、コースディレクターの先生の指揮の下、県内外より来られたインストラクター等の先生 11名にもご協力いただき、
計12名の医師や看護師、救急救命士の方にご参加いただきました。
講義やマネキンを使用した実習では、分娩介助や新生児蘇生、負傷者の評価方法(分娩切迫、妊婦交通外傷、妊婦心肺蘇生等)を学習。

その後は当院隣接の駐車場に実際の救急車を停車させ、救急車内分娩を再現した実習も行い、
参加者同士、積極的に意見を交わしながら迅速な処置を施しました。

実技・筆記試験では、受講者12名全員が合格することができました。
ご指導いただいた講師の皆さま、受講いただいた皆さま、本当にお疲れ様でした。
また、救急車の提供にご協力いただきました「かわぐち心臓呼吸器病院」様、
この度は誠にありがとうございました。この場を借りて深く御礼申し上げます。

次回は2026年秋頃に開催予定です。ご希望の方はぜひご参加ください。