11月18日(火)、CTG講習会を当院の産後ケア施設「マタニティケアホームつむぎ」で開催しました。

CTG講習会とは、分娩中の胎児の状態を把握するための「胎児心拍数陣痛図(Cardiotocography:CTG)」の
読み方・判断・臨床対応等を学ぶ研修会を指します。

特に産婦人科医や助産師が、胎児の異常徴候を早期に察知し、安全な周産期管理を行うための内容が組み込まれています。

講師には、当院非常勤医で聖マリアンナ医科大学・周産期発生病態解明学分野の教授でもあられる長谷川 潤一先生をお招きし、
院内外の医師・助産師の計16人が参加しました。

<主な内容>

  • CTGの基本的理解
  • 胎児心拍数の評価
  • 正常・異常波形の特徴、判読方法
  • 異常波形時の胎児蘇生と原因究明
  • 胎児生理・病態について
  • 実際の症例を用いた判読演習(グループワーク) 等

今回の講習会では、CTGの基礎講義から実際の症例を用いた判読演習など、幅広い内容が取り上げられました。
講師による分かりやすい説明・解説に加え、判読演習時には参加者同士の活発な意見交換も行われ、
現場ですぐ活かせる知識と視点を共有できる有意義な時間となりました。

当院では今後も講習会を定期的に開催し、
地域における産科医療の更なる発展および万全の分娩体制の確立を目指します。

受講していただいた皆さん、お疲れ様でした。