当院は、これまで妊婦の皆様の声、地域の皆様の声を大切にしながら、良質な医療が提供できるように取り組んでまいりました。お陰様で地域でも高い評価を頂き、当院での出産を希望される妊婦様が増加しております。
その一方で、医療上の安全面や産後の皆様の快適性を考えると一定数以上の予約を承ることができず、分娩予約が一定数を越えた場合に分娩制限をかけさせて頂く事となりました。
分娩予約の上限に達しましたら当院に通院されている妊婦様でも、分娩予約を承れない可能性がありますのでご注意ください
2024年11月21日現在
出産予定日 | 一般予約 (地域枠) | 当院へ里帰り (里帰枠) | 妊婦健診のみ (他院へ里帰) |
---|---|---|---|
7月下旬(21~31日) | ◎ | ■ | ◎ |
7月中旬(11~20日) | ◎ | ■ | ◎ |
7月上旬(1~10日) | ◎ | ■ | ◎ |
6月下旬 | ✕11/21の御案内で終了させていただきました。 | ✕ | ◎ |
6月中旬 | ✕11/19の御案内で終了させていただきました。 | ✕ | △ |
6月上旬 | ✕11/1の御案内で終了させていただきました。 | ✕ | 〇 |
5月 | ✕ | ✕ | ✕ |
4月 | ✕ | ✕ | ✕ |
3月 | ✕ | ✕ | ✕ |
2月 | ✕ | ✕ | ✕ |
1月 | ✕ | ✕ | ✕ |
◎十分な空きあり 〇空きあり(残り35枠以下) △残り僅か(残り25枠以下) ■要問合せ ×受け入れ中止 ■予約開始前
「×」受け入れ中止中は現在手続き中の方を除き新しい予約手続きの開始をお断りしています。
当院は心拍確認ができたら分娩予約をお受けしております。
心拍確認できた方(胎児心拍は約妊娠6週以降に確認できます)から分娩予約を開始し、現在のところ、おおよそ妊娠7~9週で分娩予約の枠が埋まっております。
そのため、他院から来られる妊婦様で、時期的に御予約を承れない患者様が多くいらっしゃいます
前医で紹介状をもらってからの来院ですと、すでに分娩予約が埋まっており分娩予約を承れないケースがあります。
母子手帳交付前でも、紹介状がなくても構いません。妊娠が確定したら、妊娠6週以降を目安に受診することをお勧めします。
ネットでの予約が埋まっている場合には、分娩予約に関する妊娠初診に限り電話での診察の受付を行っております。
一度ご相談ください
予約枠の残りが少なくなってきたら、なるべく早い段階で分娩予約をお勧めします。すでに一度、当院で医師の診察を受け分娩予約に必要な書類をお持ちの方なら、受診予約が無くても、分娩予約だけの為だけに来院されて構いません。 当院受付で「分娩予約をしたい」と申し付けてください
予約アプリにメールか、アプリからの連絡を設定していただければ、分娩予約の連絡が取りやすくなります。
不要な広告メールなどは入りませんので、メールアドレスの登録かアプリからの連絡の許可の設定をお願いします。
出産の予約は地域の方を優先して予約を取らせていただいております
里帰り予約については、予定日7か月前をめどに枠を開けております
(8月予定日上旬の枠→1月上旬より予約開始:11月下旬の枠→4月下旬より予約開始)
地域の方で予定数が埋まってしまった場合、里帰り枠の募集ができないことがありますのをご了承ください
診察に来院して、当日1日で分娩予約を希望される患者様へ
1、事前に下記の当院で分娩予約をお受けできないできないハイリスク妊娠についてを必ずチェックしてください
2、予約に必要な書類(下記5種類)をダウンロードしてください
・分娩申込書
・緊急に備えた安全管理システムについて
・臨床研究への御協力に関するお願い
・埼玉県周産期システムについてご案内
・輸血および血漿分画製剤に関する説明書
(ダウンロードはこちら)
3、必要書類に署名をお願いします。特に分娩申込書には保証人(配偶者以外)が必要になります
4、当日に必要書類(上記5種類)と印鑑、予約金10万円を用意して頂き、医師の診察を受けてください
5、医師より分娩予約が問題ないと診察されれば予約手続きに進みます
分娩予約・妊婦健診をお受けできない場合があります
かわぐちレディースクリニックは、個人クリニックのため、高次医療施設ほどの医療資源はなく、安全に医療を提供できる範囲内で、分娩の制限・妊婦健診の制限を設けております。
下記のハイリスク妊娠に当てはまる方は分娩予約・妊婦健診をお受けすることができません。
該当される方は高次医療施設での分娩をお勧めいたします。
また、前回の妊娠で異常があった場合は、担当医師にご相談ください。
なお、当院は女医による診察を行っておりますが、24時間体制ではありません。分娩の担当などは男性医師になる場合もあります。24時間、いついかなる時も女医のみの診察をご希望の方の御予約はお受けすることができません
当院は、分娩を専門とする個人クリニックです。
外来診察は、日本語-英語、日本語-中国語の通訳対応を行っておりますが、24時間の対応はできません。病棟のスタッフは日本語のみの対応となります。
分娩を扱う場合は、真夜中に1分1秒が必要な緊急の手術に至る場合があります。急変時のインフォームドコンセントの重要性を考慮すると、分娩時には、日本語で説明を聞いてその内容を十分に理解し、直接日本語で意思疎通を図る事が可能でないと説明と理解との齟齬が生じます。
そのため、意思疎通に通訳を必要とする方の分娩予約は、お受けすることができません。
ご理解いただけますようお願いいたします。
特別な食事管理に関して
当院では宗教食などの特別な調理法が必要な食事の提供は対応ができません。
食材は日本国内で通常に流通しているものを使用しています。
食物アレルギーなどの対応として、特定の食材を抜いての調理には個別に対応をしています。
また、食品衛生の観点から食べ物の持ち込みはお断りしています。
ハイリスク妊娠
- 双子や三つ子などの多胎妊娠の方
- 精神疾患(例:うつ病、パニック障害、摂食障害、発達障害、睡眠障害など)の既往がある方。(現在症状が落ち着き、内服してなくてもお受けすることができません)
- 上記の精神疾患でなくても何らかの理由で精神系に作用する薬の投薬を受けていた方(現在症状が落ち着き、内服していなくても内容によりお受けすることができない可能性があります)
- 何らかの理由で心療内科、精神科の受診歴、または心療カウンセリングなどの受診歴がある方。(病名がはっきりとつかない、または現在症状が落ち着いていても、受診されていた内容によってお受けできないことがあります。)
- 心血管疾患合併妊娠、糖尿病、腎疾患、肝炎合併妊娠、高血圧合併妊娠の方
- てんかんなどの脳の疾患の既往がある方
- 分娩時に急を要する合併症と鑑別がつかない疾患がある方(例:何らかの原因で不随意運動がある方)
- 帝王切開時に全身麻酔を考慮しなければならない方(脊椎湾曲症に対してプレート固定中の方、血液が固まらない病気をお持ちの方など)
- 早産のリスクのある方(例:長期の入院を伴う切迫早産の既往、低出生体重児の既往、早産の既往、重症妊娠高血圧腎症の既往がある方)
- 帝王切開の既往があり、前回の帝王切開から6か月以内に妊娠された方、または創部の治りが悪く今回の妊娠中に切迫子宮破裂の適応で長期の入院、もしくは早産に至る可能性がある方。
- 大量出血の可能性がある方(妊娠中に前置胎盤、低置胎盤と認められる方)
- 大きな子宮筋腫(妊娠初期に、おおよそ5㎝以上、妊娠中期以降に7㎝以上)がある方・多発の子宮筋腫がある方(3㎝以上が3個以上)
- 血栓症の既往がある方(血液が固まりやすい病気で、低分子ヘパリンの投与を28週以降も必要とする方)
- 血小板数が10万を下回る方
- 重症のアレルギー疾患をお持ちの方、またはアナフラキシーショックの既往をお持ちの方(例:重症の気管支喘息などのアレルギー疾患、重篤な薬剤アレルギーをお持ちの方、重篤な食物アレルギーをお持ちの方など)
- 自己免疫性疾患合併の方(例:SLE、関節リウマチ、シェーグレン症候群など)
- 出生後に新生児の治療、または検査が必要になる方(例:B型肝炎合併妊娠の方、妊娠糖尿病合併妊娠の方、コントロール不良の甲状腺機能異常症合併妊娠の方、バセドウ病の方、胎児の成長がゆっくりで出生体重が2300gを越えないと予想される方、てんかん合併で内服中の方など)
- 妊娠中に喫煙・アルコールを止めることができない方
- 若年妊娠かつ未成年の方(妊娠発覚時に18歳未満の方)
- 高齢初産で、かつ42歳を超える方(経産婦の方は受け入れています)
- 遠方にお住まいで、かつ当院近くに親戚の方がお住まいでない方(妊娠中の急変時や陣痛が急に来た時に、当院まで受診をするのに1時間以上の時間がかかる方)
- 本人の希望で医学的に必要と思われる輸血・その他の処置ができない方
- 本人の希望で新生児へのK2シロップ内服、必要時の人工ミルク投与ができない方
- 海外での出産を希望されている方で当院で妊婦健診希望の方(病院間の連携が取れない施設との妊婦健診代行はお受けしていません)
- 妊娠20週以降でも出産場所が決まっていない方、もしくは必要時に出産場所と連携の取れない方(妊婦検診を行うことができません)
- その他、妊娠により悪化する可能性のある合併症のある方
- 太りすぎの方:妊娠初期に胎児の成長に伴う正常な体重増加があった場合に、下記基準を超えそうな方
初産婦の方で妊娠中にBMI30を超えると考えられる方
経産婦の方で妊娠中にBMI32を超えると考えられる方
当院で一度分娩予約された方でも、妊娠中の体重コントロールが難しく、初産の方はBMI30もしくは経産婦の方はBMI32を超えてしまった場合には、御予約を医学的理由でお断りしなければならないことがあります。
特に妊娠初診時のBMI25(肥満度1度)以上の方は、妊婦健診中の正常な体重増加でも注意しないと、妊娠中に転院となる可能性が高いです。妊娠中の体重増加には十分な注意をお願いします。
身長 | 初産婦の方で、当院でお受けできる 妊娠初期時の体重の目安 (妊娠中に約10kgの体重増加があるとして) | BMI30になるの体重目安 |
150㎝ | おおよそ58kg以下の方 | 68kg |
155㎝ | おおよそ62kg以下の方 | 72kg |
160㎝ | おおよそ67kg以下の方 | 77kg |
165㎝ | おおよそ72kg以下の方 | 82kg |
170㎝ | おおよそ77kg以下の方 | 87kg |
175㎝ | おおよそ82kg以下の方 | 92kg |
身長 | 経産婦の方で、当院でお受けできる 妊娠初期時の体重の目安 (妊娠中に約7~10kgの体重増加があるとして) | BMI32になるの体重目安 |
150㎝ | おおよそ65kg以下の方 | 72kg |
155㎝ | おおよそ70kg以下の方 | 77kg |
160㎝ | おおよそ75kg以下の方 | 82kg |
165㎝ | おおよそ80kg以下の方 | 87kg |
170㎝ | おおよそ85kg以下の方 | 92kg |
175㎝ | おおよそ91kg以下の方 | 98kg |
他の地域から当院で分娩を御希望されて受診される妊婦様へ
当院は埼玉県の周産期システムに準じて医療を行っております。
そのため、切迫早産、妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、妊娠中に発症したメンタルヘルス疾患などで高次医療機関へ紹介、または搬送を行う場合には、管轄が川口市となり、川口市内で収容できない場合は埼玉県全域での調整が必要になります。
当院での分娩を申し込まれても医学的理由で転院になる場合には、個人のご希望に添えない施設での出産になるとご理解ください。
なお、当院から行政管轄の枠を超えて、「無痛分娩ができる高次医療施設」「立ち合い帝王切開のある高次医療施設」「自宅近くの高次医療施設」へ直接の紹介は承りかねます。