9月8日(日)午前・午後で日本母体救命システム普及協議会公認の J-MELS ベーシックコースを院内開催しました。
母体急変時に一次医療施設から高次医療施設への搬送までの対応を学ぶコースとなります。
講習は座学やスキル実習、シミュレーションを通して行われます。
母体救命に豊富な経験を持たれる総勢13名のインストラクター・アシスタントにご協力いただき、
近隣の医師4名、他は助産師・看護師が受講され、当院からも5名のスタッフが受講しました。
皆様の熱意とご協力で無事に終えることができました。 有難うございました!
前半の講義では、産科急変対応のプロトコールの講義、BLSの基本手技についてのお話があり
交代しながら実際に胸骨圧迫を行いました。
6人で一つのチームになり、実際にある設備を想定して急変時の対応を実践しました。
どのシナリオも非常に緊急度の高い事例で、最初は受講生の皆さんの緊張感も高い様子でした。
意見が出にくい時にインストラクターの先生がアイスブレイクトークで
リラックスした雰囲気を作り出してくれ、活発な議論やコミュニケーションがなされていました。
受講生の皆さんからは、「細かい指導で実践に活かせる内容だった」
「自施設の実情に合わせて取り組むことができ有意義な時間だった」と好評でした。
J-MELSは母体救命に非常に大切な勉強会で必ず、周産期医療に役立つものです。
急変は起こらないことが一番ですが、このようなシミュレーションを通して、
いざというときのために、日常からの備えが大切です。
今回は、はじめてとなる午前・午後の2コース開催となり、インストラクターの皆様は朝9時から
懇談会まで丸一日本当にお疲れ様でした!
安全な周産期医療を実現するために、このような啓蒙活動も頑張っていきたいと思います。