5月20日(火)、NCPR Sコースを当院で開催しました。
この講習会は、すでにAコースまたはBコースの認定を受けた医療従事者を対象に、
新生児に対する心肺蘇生技術の質の維持を目的とした研修です。
インストラクターは当院の医師・助産師が担当し、参加者は、当院の助産師・看護師の計8名が参加しました。


新生児科医師による講義では、
新生児蘇生で最も効果的で重要なポイントは「肺液を空気で置換し喚起すること」とし、
この人工呼吸さえできれば「新生児仮死の90%は蘇生可能」であると説明。
それらを念頭に置いた上で、赤ちゃんの人形を使っての人工呼吸胸骨圧迫等の基本手技のほか、
新生児の出生から回復までのシナリオに沿った実践練習などを行いました。
当院では今後も講習会を定期的に開催し、
地域における産科医療の更なる発展および万全の分娩体制の確立を目指します。
受講していただいた皆さま、本当にお疲れさまでした。