2025年7月12日(土)、当クリニック主催の「BLSプロバイダーコース」を院内にて開催いたしました。
この講習会は、心肺蘇生法の基本である一次救命処置(BLS)とAEDの使用方法を学ぶ、
約2時間のプログラムです。
主な内容は「胸骨圧迫」「人工呼吸」「AEDの使用」で、これらの技術は特別な資格がなくても実施可能ですが、
正しい知識と技術を身につけることが重要です。
当院では、スタッフのスキルアップと院内の安全向上を目的に、定期的にこうした研修を実施しています。
今回は外部より医師と救急救命士の講師をお招きし、当院の助産師・看護助手・事務スタッフの計12名が受講いたしました。
研修では、成人・小児・乳児の心停止に対する一次救命処置、および窒息時の気道異物除去法の実技演習と
筆記試験を通して学びました。
心停止が疑われる場合、まず声をかけて反応があるかを確認し、反応がない場合は周囲に協力を呼びかけ、
胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返し行う対応が求められます。
また今回は、想定事例として「面会中にお子さまがお菓子を喉につまらせた」というケースを設定し、
窒息への対応訓練も実施しました。
受講者全員が無事にコースを修了し、「BLS Provider」として登録されました。
研修にご参加いただいた皆さま、本当にお疲れさまでした。
目の前で人が倒れたとき、「自分に何ができるか?」
今回の学びを胸に、いざという時に落ち着いて行動できるよう、今後もスタッフ一同、知識と技術の習得に努めてまいります。