K2シロップの投与目的

新生児や乳児はビタミンKを欠乏しやすく「新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症」を発症するリスクを抱えているのですが、
適切なタイミングで、適切な回数のK2シロップを飲ませることで、新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症を予防することができます。

K2シロップの飲ませ方

日本では、これまで多くの産科施設では、新生児に対してK2シロップを計3回(生後24時間以内、日齢4日目、1か月健診)投与することで、ビタミンK欠乏性出血症を予防を行っています。。

しかし、最近、3回投与しただけでは、稀にビタミンK欠乏性出血症を発症してしまうことが報告され、
生後3か月まで1週ごとに13回K2シロップを内服させる方法が推奨されるようになってきました。

当院でも、ビタミンK欠乏性出血症の発症を確実に予防するため、
6月1日以降ご出生された新生児より、3か月法(13回法)をおこなう方針となりました。

かわぐちレディースクリニック